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アジア 2026.01.30

(インド) 西ベンガル州におけるニパウイルス感染例の発生 入国審査強化

ロイター通信は28日、インド保健省が同国東部の西ベンガル州において、2025年12月以降、致死率の高い感染症であるニパウイルスの感染者を2人確認したと発表したと報じました。
インド保健省によりますと、感染者2人と接触した196人を特定して健康状態の調査を行った結果、いずれの接触者にも症状は確認されず、ウイルス検査の結果も全員が陰性であったとしています。
世界保健機関(WHO)によれば、ニパウイルスの潜伏期間は通常4~14日程度であり、ヒトが感染した場合の致死率は40~75%と推計されており、非常に高い水準とされています。
この発表を受け、タイやマレーシアなどアジア各国では水際対策の強化に乗り出しています。タイ保健省は、ニパウイルス感染者が確認された地域から到着する航空機に対して専用の駐機場を割り当て、乗客に対し入国審査前の健康申告を義務付けました。
また、マレーシア保健省も、特に感染リスクが高い国からの入国者に対し、国際空港や港湾施設などの入国地点で健康診断を実施するなど、警戒を強めています。
さらに、日本の外務省は27日、ホームページ上でインドを対象国としたニパウイルス感染症に関する注意喚起を発表しました。在留邦人および渡航者に対して、手洗いや手指消毒の徹底、動物との不用意な接触の回避、生の果物や飲料を摂取する際の注意などを呼びかけています。

インド保健族福祉省(Ministry of Health and Family Welfare)
https://www.pib.gov.in/PressReleasePage.aspx?PRID=2219219&reg=3&lang=1